結論:メンエスで抜きがある店は一定数存在する
前提として、性的なサービスを行うには必ず「風俗営業許可申請」が必要です。メンズエステでは女性が男性にマッサージをするだけなので、性感エステや回春エステと違い、風営法の対象外となり、申請を出さなくても問題ありません。(医療行為を目的としたマッサージでもないので、何も届出をする必要がない)
ちなみに「JKビジネス」と呼ばれる、女子高校生にマッサージや添い寝などの「リフレ」や、ガールズバー・コンセプトカフェ(コンカフェ)を営業するような場合であれば、東京都では「特定異性接客営業」として規制されるため、届出申請が必要です。
上述したように、メンズエステは風営法の許可を取っていないため、オーナーや来店した男性側は女性(セラピスト)側に抜きなどの性的サービスを依頼することができません。
ただ実情として、新宿・池袋・渋谷・新橋などの主要駅では、メンズエステ店が非常に多く、過激なサービス(手コキなどでの抜き行為)を行う店も一定数あります。そもそも風俗店が多いような地域では、男性側の客の質が悪く、求められるケースが多くあります。
セラピスト側が自発的に行うケースがある
多くのメンズエステではオーナーと女性側が契約を行う際に「誓約書」として、性的サービスを行わない旨に署名した上で勤務します。
過激なサービスを行う店は、そもそもオーナーの方針として黙認または推奨しているケースと、女性側が勝手にサービスを行っており、オーナーが把握できていないケースがあります。後者の方が割合としては多いため「ここのメンエスは抜きがある」というよりは「ここのメンエスの●●は抜きがある」のように、女性側によってサービス内容が変わります。
抜き行為があるメンエス店は、衣装チェンジが豊富で、特に過激なMB(マイクロビキニ)のオプションがある店が多い印象です。またセラピストによっては禁止されているものの、自発的に抜き行為をオプションとして営業する場合があります。
そもそもメンエスで働く女の子側は、基本の施術プランの50% – 60%が報酬として入り、オプションはフルバックされる仕組みとなります。メンエスは90分が基本プランとなり、相場はエリアによって変わるものの、1.5~2万円となるので、手取りは90分で7,000円~12,000円程度となります。そのため、稼ぎたい人ほど、ディープリンパや衣装チェンジのオプションを積極的に営業することになります。
抜き行為のリスク
男性側にお願いされて、または自発的に抜き行為などを行う場合、リスクが伴います。警察にバレて一発アウト、となるようなことはまずありませんが、定期的にそういった性的行為が行われている場合、摘発対象となる可能性があります。
その場合、捕まるのはオーナーとなり、勤務している女性側は限りなく低いのが現状です。ただし、経営に実質的に加わっている場合などは別です。
警察からの摘発は、タレコミや通報などを受け、実態を確認すべく、客として来店した上で、オーナーからの指示で日常的に行われているかが重要となるため、他セラピストで予約をし、確認していく流れとなります。
女性側のリスクは低いものの、オーナー(店)に迷惑をかけることになり、それは他セラピストへの迷惑にも繋がりますので注意が必要です。また摘発された場合は事情聴取などをされる可能性が十分にあります。